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June 30, 2009

血しぶきに酔え!

エレクトロニック・アーツのXboxタイトル『DEAD SPACE』をプレイしてみました。

昨年発売された作品ではありますが表現規制の影響で国内版の発売が禁止されてしまい、ローカライズは
されておりません。今回購入したのはアジア版といわれているパッケージで、マニュアルは中文と英語の
表記となっていますが、中身は英語版そのままです。
国内の有志による翻訳Wikiが既に完成されているのでそのページを見ながらプレイすれば言語の違いなんて
ほとんど問題ありませんでした。

ゲーム内容は「SFホラー」ということになります。
資源採掘船からの救難信号を元に救助船が向かうとそこは地獄絵図と化していた!といったクラシックSFの
作法そのままの導入部から、恋人からの不可解な通信、心を許せない救助船の同僚、生存者の奇妙な振る
舞い、クリーチャーに姿を変え襲い来るかつての乗組員等々、謎が謎を呼ぶこの状況下で主人公のアイザック
・クラークは生き残るすべを探して巨大な宇宙船内を走り回ります。

SF大好きな僕はこういった遭難船からの救難信号ものには大変弱いです。
船内で何が起こったのか?というところをミステリアスに描かれるとわくわくしてしまう人間です。
ローカライズされることを大変期待していたのですが、もう望みはないであろうとでアジア版購入となりました。

ゲーム自体の面白さはどうだったのかというところになってくるわけですが、これは開発者も言っているよう
に、バイオハザード4を徹底的に研究しつくして、バイオ4を基盤にどれだけ上積みできるかを目指した作品と
いうことになります。ゴミ同然だったバイオ4のシナリオとは異なり。定型依存型ではあるけれど丁寧に描かれた
シナリオ、ホラーゲームというジャンルを真正面から見据え、「恐怖」について徹底的に調整された演出、
バイオ4のようにいかに弾薬をセーブするかという考え方ではなく、弾薬をいかに撃つのかというプレイヤーが
攻める形でのゲームデザインとなっているところ等々、個人的には非常によく出来た作品でした。
昨年のタイトルということであれば『バイオショック』に勝るとも劣らない出来栄えです。

プレイを終えて思ったのですが、バイオハザード5が目指すべきだったのはこちらだったのではないでしょうか。
「恐怖」という概念を完全に捨て去り、単なるサバイバルシューティングになってしまったバイオ5。
僕が凡作の評価を下した和製ホラーゲームの草分け的作品は、今作にいたってついに独自性を捨ててしまった
かのように思えるのです。

さて、最後に日本で問題となったゴア表現についてですが、大したことは全然ありません。
のっぺりとしたテクスチャーのおかげでリアリティが希薄なのでマネキン感覚でばっさばっさと切断できます。
国内版出せばそこそこ売れたはずで、かえすがえすも残念。
あ、それからあの最後の演出!あれにはやられました(笑)


Dead_space01


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現在、同じくXboxタイトル『Prototype』(北米版)に挑んでおります。
こちらも血しぶきが舞い上がる系の国内発売はほぼ無いといっていい作品。
冒頭部分をプレイしただけですがかなり面白い!
最後まで終えたらまた感想書くかも。

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June 29, 2009

今年のF1はレースよりも分裂騒動の方が面白い


F1が本気で分裂しかかってて、来年のF1にワクワクしている管理人です。こんばんは。
現FIA管轄のF1と、コンストラクターズ団体FOTA中心の新しいF1が来年生まれることになりそうなのだけど、
もう共倒れでもいいからこの路線で進んでほしい(笑)

ここ10年の退屈極まりないF1を考えたとき、FIAが主張しているバジェットキャップ(予算制限)は大いに
正しいと僕は思うわけです。新規参入チームもほとんどなく、あってもフォースインディアのように参加賞を
もらいに来ている連中ばかり。まともに勝負できる車を持ち込むことは現状無理なわけです。
自動車メーカー主導のチームは数百億の予算を注ぎこみ車を仕上げてくるわけで、そこにプライベーターが
開発競争で太刀打ちできるわけがないからです。
それを考えるとき、年間予算に上限を設けてチーム規模を均一にし、アイディア勝負で車を開発していくF1
というのは僕個人としては魅力的だと思います。

ただ、一方で予算規模が制限されることで先進技術の開発や導入は難しくなり、これまでの世界最高の
技術の結晶と言われたF1は消滅するのではないでしょうか。
そこでFOTA側はGP2並に劣化するF1は無価値だ、それならば自分たちでグランプリを発足しようじゃないか
といって、現在FIAと大いにもめているわけですね。

正直、バジェットキャップ導入後のF1の方が面白そう。
どうしようもない小規模チームが勝ってしまったりするそういうレースが見れそうじゃないですか(笑)
まさに諸子百家、春秋戦国時代突入ですよ。

しかしこの混乱はなにもレギュレーションの不一致だけが原因なのではなくて、FIAの独裁的な運営体制への
反動と見るべきでもあって、いずれにしてもFIAの改革は必要なんじゃないかと思いますね。

6/29追記


上記を書き終え頃合を見て公開しようとしていたのですが、公開前に両者合意となってしまいました…。
FIA(モズレー)が主張していたバジェットキャップは撤回され、2年かけ1990年代初頭と同じ予算規模まで
引き下げるという比較的緩やかな方法。しかも削減幅も曖昧です。他に専横のきらいがあったFIA会長
マックス・モズレーの引退も合意内容には含まれるうえに、フェラーリ会長のルカ・モンテゼモーロの話には
今後のルール制定にもFOTAが関与できるようになったかのようなニュアンスが含まれており、
これは完全
にFOTAの勝利と言えそうです。


ただ、老害の象徴である67歳モズレー翁が再度ごね出しているので、この騒動まだまだどちらに転ぶか
わかりません。僕としてはどちらにころんでも来シーズンは楽しめそうです。

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June 28, 2009

さらばマギヌン!

名古屋vs新潟。
2点先取された後半ロスタイム、玉田の個人技でねばってねばって生み出したDFの裏へ抜けるオフサイド
ギリギリのパスを杉本が決めるも時すでに遅し。名古屋リーグ戦連敗。

マギヌンが前半早々に2枚目のイエローカードで退場となったのがこの試合のすべてだったかもしれません。
数ヶ月ぶりに戻ってきたらその試合で退場するってどうなっちゃってんだよ…。しかもレッドカード出たあとに
ボールを倒れている選手に当てる行為があったから、おそらく軽い処分でも3試合の出場停止でしょう…。
他の選手についても足元へのパスばかりで攻撃が遅い。受け手も少ないものだから中盤でボールを奪われる
ことが多く反撃を幾度もくらってしまう。玉田ひとりが走り回って血路を切り開こうと奮闘するも決定機を生み出す
前に攻撃の芽は摘み取れてしまう。

選手個人で気が付いたところといえば、DF増川の技術力不足です。とにかく彼から出たパスが通ったためし
がない。攻撃はDFから展開していくわけですが、見当違いのコースにパスが行くものだから味方としては相手
と競り合う機会さえなくボールをプレゼントしているといった状態です。

それから杉本。今日の事故によるゴールによってこの先も彼がベンチに控えることが多くなりそうです。
あの事故ゴール以外はまったく見せ場ひとつ作れなかったわけで、このゴールは僕個人としてはこのさき杉本
が出場する不安を引きずることになる諸刃のゴールになってしまいました。

感想としてはこんなところにしておきます。
はぁ・・・。一年とおしてしっかりと出場できる外国人選手が欲しい。無駄に外人枠を割いてい現状は不満です。
名古屋にいたってはこのマギヌンの他にバヤリッツァというやつもいて合計2枠に無駄飯を食わせているのです。

もうこの期に及んでは日ごろのネガティビティは封印しようと思います。
かつてザ・スミス(The Smiths)は「決して消えない光がある(There Is A Light That Never Goes Out)」と
歌ったけれど、僕らの光であるはずのケネディが合流する7月半ばまでなんとか忍ぼうじゃないですか。
そこから反撃の狼煙を!


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June 24, 2009

川崎すげえ…

ちょ、川崎(笑)
速報をちょこちょこと見ていたら後半に入って負けていたから、これは敗退かなと思っていたのだけど
名古屋の試合が終わってさて川崎どうなったかなと思ったら逆転してる…。得点力あり過ぎ…。

さて、我らが名古屋は戻ってきた小川と、驚いたことに玉田(!)の得点でなんとか競り勝ちました。
苦しんで苦しんでという感じ。玉田久しぶりのゴールで嬉しかっただろうな、喜び爆発といった感じでした。
得点すべき人が得点するとみているこちらも嬉しいものです。

次節は中東になるのかな?マギヌンも戻るしケネディも加わるし、田中隼磨は横浜にお帰りいただくことに
なるだろうしで(もちろん皮肉ですよ)今回よりは見通し明るいですね。

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June 21, 2009

総括The Seahorses

ふと、ザ・シーホーセズ(The Seahorses)が発表した音源についてまとめてみようと思い立ちました。

もう10年以上も前の作品群ではあるのだけれど当時は頻繁に聴いていた記憶があります。
ジョン・スクワイアは縦横無尽にギターを弾きまくっているし、楽曲自体も素晴らしいものが多かったからです。
ただ、ジョン以外のメンバーが彼の方向性にまったくついていけていないことが音からも明白で、デビュー当時
からその点を指摘されることが多かったと思います。案の定、北米ツアー時にドラマーが解雇され、一年後には
解散ということになってしまいました。

その後ジョンはソロとしてアルバムを数枚発表しているのですが、結局のところこのシーホーセズ時代を
しのぐレコードは生み出せていないのでした。やはりジョンのような人はバンドでいるべきだと思いました。

発表された順番に並べていきます。

1st Single 『Love Is The Law』

Love_is_the_law02

M1. Love Is The Law
M2. Dreamer
[Previously Unreleased]
M3. Sale Of The Century [Previously Unreleased]

※Promotional CD 『Love Is The Law』

Love_is_the_law01

M1. Love Is The Law [Single Edit]
M2. Love Is The Law [Rock Edit]
M3. Love Is The Law [LP Version]


1st Album 『Do It Yourself』

Do_it_yourself01
M1. I Want You to Know
M2. Blinded by the Sun
M3. Suicide Drive
M4. Boy in the Picture
M5. Love Is the Law
M6. Happiness Is Eggshaped
M7. Love Me and Leave Me
M8. Round the Universe
M9. 1999
M10. Standing on Your Head
M11. Hello


2nd Single 『Blinded By The Sun』

Blinded_by_the_sun01

M1. Blinded By The Sun [Single Edit Version]
M2. Don't Try It
 [Previously Unreleased]
M3. Wide [Live Version]


3rd Single 『Love Me And Leave Me』

Love_me_and_leave_me01
M1. Love Me And Leave Me
M2. Shine
[Previously Unreleased]
M3. Falling Is Easy [Previously Unreleased]


4th Single 『You Can Talk To Me』

You_can_talk_to_me01
M1. You Can Talk To Me
M2. Don't Try It
M3. Wide

以上が彼らが公式に発表した全音源、だと思います(たぶん漏れはないと思うけど…)。


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June 20, 2009

名古屋(笑)VS千葉。

J1第14節、名古屋(笑)VS千葉の、見事な負け試合を先ほどまで観戦しておりました。
今非情に落胆をしているのだけれど、冷静になって今後を見つめてみたいと思います。

現在の名古屋でレギュラーとして出場している選手の半数以上が、現在のJ1のレベルで言っても
下から数えた方が圧倒的に早い位置にいる選手であることははっきりとしました。
吉村に代えて山口が出てくるほどに薄い選手層、なぜかスタメンに紛れ込んでいる素人。
硬直した選手起用しかしない大将などなど、名古屋というチーム自体に恥ずかしさすら覚えてしまいます。

しかしここで「今年は残留争!?」と自棄になってしまわずに素直に考えてみると、マギヌンと小川が戻れば
また少しは勝てるようになると思うんですよ。ケネディもアジア枠で加入するようですしね。
とすれば定位置である10位前後は確保できると思われます。
みんなそんなに心配しなくても大丈夫だから、ちゃんと残留できるから(笑)




あれ、今年って優勝とか言ってなかった?あれれ?


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June 19, 2009

本質は青春小説

僕はミステリー小説を読むことがすごく多いわけですが、注意しなくてはいけないことがあって本の帯やあらすじ
部分に平気でネタバレのあおり文句を書いている場合があるわけです。
編集者の方にお願いしたいのは、通常
の文芸書と同じ感覚でこういった文を載せるのはやめてほしいということです。

今回読んだ乾くるみ(男性作家です念のため)の
『イニシエーション・ラブ』の帯には「評判どおりの仰天作。
必ず二回読みたくなる小説」
とデカデカと書かれ、カヴァーの後ろには「最後から二行目で本書は全く違った
物語に変貌する。」
とまで書かれています。

二回読みたくなるというのはどういった場合かというのを考えれば、この作品でどういった方向性のトリックが
使われているのかが分かりますし、最後の二行目で回答が示されるということは余計な説明が不要な単純
な回答だということです。これだけの情報が先に与えられてしまっているというだけど、本来得られるはずだった
驚きの何パーセントが失われてしまったのかを思うとき、とても残念な気持ちになるわけです。

はい、いろいろと書いていますがしかし、この作品は十分楽しめました(笑)
トリックの方向性については本の帯の文句から想像していたとおりのものだったのですが、だからといって
トリック自体を看破できるかは別問題、最後まで結局わからず仕舞い。

男性だと思っていた主人公が実は女性なのではないか、男にとって都合の良過ぎる展開から実は恋愛系TV
ゲームという落ちなんじゃないのか、冒頭で登場した三人の友だちの誰かと入れ替わっているのではないか等々、
必ず見破ってやるという思いで途中何度も読み返したのですが、どの想像も都合がわるいということが分かり、
ではいったいどんなオチがまっているんだ!?と諦めて読み進めました。

最後の二行目を読んだとき「は?意味がわからない」という思いだったのですが、次の瞬間すべてがつながり
ましまた。すぐに思い浮かんでくるだけでもいくつもの複線が張られていたことに気がついたわけです。
完全な敗北です。

読み終えてみて分かったのは、僕のような従来のミステリーには通用したオーソドックスな思考方法では絶対に
オチを見破ることはできなかったということ(笑)。この小説は森博嗣の『すべてがFになる』的な発想でいかない
とだめです。

ただ、青春の輝きとほろ苦さを一緒に表現してしまったこの作品は、純粋に青春小説としても見事な内容で、
その青春小説という部分はオチを知っても変わらず、逆にオチを知ってさらに輝きを増すといったぐあいです。
このオチ自体もその目的のために機能しており、
本質はそこにあると思います。

ということで僕のように深く考えてしまうことをせずに、リラックスして読んでみるのが良いかもしれません。

Initiation_love

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June 18, 2009

今日の昼食

今日の昼食。
最近、何にでもモルトビネガーをかけて食べる癖がついてしまいました。
例えばカレーにかけてたりとか。絶対こんな食べ方するやついないよってところでしょうか。
でもこの風味の効いたの程よいすっぱさが何にでも合うんですよ(たぶん)。
酸味は控えめとはいってもお酢100%だから健康的だと思うんですよ。

このフレンチフライポテトにも上からバサバサとふりかけていただきました。

Lunch090601

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June 16, 2009

実は最近のWiiは良作揃いなのではないかな

先日の『朧村正』に続き、先ほどまでプレイしていた
Wii用ソフト『アークライズファンタジア(ARC RISE FANTASIA )』も良作でした。


気がふれたように絵の上手いアニメーター・吉田健一がキャラクターデザインを手がけたことだけが唯一の話題
だったといってもいい本作なのだけど、まったくのノーマークだったところで実はしっかりとしたコンセプトで製作
されたRPGのお手本のような作品に仕上がっていたのでした。

なぜナムコのテイルズシリーズのような原色系で彩られたグラフィックとなったのか。
別れと邂逅、宗教とはそもそも何なのか、正しさとは、そして生きていくとはどういうことなのか、
お気楽なグラフィックとは相容れないようにも思われるこのシナリオはどうして生まれたのか。

僕がプレイを終えて思ったのは子供たちに向けた作品だったからではないかということです。

華やかな色使いやキャラクターで間口を広くといっておいて、彼らがこれから生きていく社会とは本当のところ
何なのかということを子供たちに伝え感じてもらいたい。そんな風に開発者は考えっていたのではないかと
僕は思ったのでした。

僕はやはりゲームは子供たちのものであってほしい人なので、こうした作品が生まれてくるのは嬉しいことです。
これはぜひ子供にプレイしてもらいたい素敵な作品だったと思います。

最後に、あの終わらせ方はないかなと思いました…。
僕としてはムービーがショボイのはどうでも良いのですが、もっと余韻の残るやり方があったと思うのです。
最後の最後でそこだけに注文を付けたい(笑)

Arc_rise_fatasia01


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June 12, 2009

はじまりは今僕らの目の前にある

最近メジャーレコードからデビューした星羅という女性シンガーがいるのだけれど、すごく良くって毎日聴いて
いたりします。
EP『コンパス』をマイナーレーベルから出したあとで今回めでたくメジャーからの1stシングル
『数字と恋』
を発表となりました。

鳴らしている音楽は最近のCoccoからの影響をうかがわせつつ、アコースティックギターを中心にした
清涼感のあるスタイルで好印象。また本人の風貌や声までこころなしかCoccoを連想してしまうのは
僕だけでしょうか。
まだ二十歳前後ということで若いアーティストではあるのですが、曲も詞も全て自分で手がけているだけで
はなく、定型依存型の退屈な詞であふれかえっている現状にはない、どちらかといえば青春の苦味の部分
を感傷的に過ぎるくらいに描き出す言葉で書かれていて、それだけで知性的な人だとわかります。
このまま順調にキャリアを重ねていってくれるといいのだけれど、そんな風に心から思います。

ちなみにシングル『数字と恋』にはエレファントカシマシの「はじまりは今」をアコースティックギターで
弾き語っているトラックも収められていて、これは飲料水「なっちゃん」のCMで本人が歌っていたものを
スタジオで録り直したもののようです。エレカシの曲って独特な詞や言葉遣いなどからカヴァーするのは難しい
と思うのだけど、彼女の書く詞の印象とあまり遠く離れていないこともあり聴いていてしっくり来ました。

アルバムに期待したい一人。

Sayla01

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June 10, 2009

ニューヨークの夢

エイミー・マクドナルド(Amy MacDonald)が昨年発表して高い評価を
得たデビュー作
『This Is The Life』を先日初めて聴いてみたのですが、昨年発表された
すべてのレコードのうち五指に入るくらい素晴らしい作品でした。今まで聴かずにいたのが悔やまれます。

基本的にアコースティックギターを中心としたフォークロックスタイルのアーティストで、ライブの映像も見た
のですがギターを抱えて歌う姿も魅力的でした。そして何よりその声とメロディが素晴らしいところですね。
声はそうですね、かつてのアメリカのヒッピームーヴメントの中心にいたバンド、ジェファーソン・エアプレイン
(JeffersonAirplane)でボーカルを執っていたグレイス・スリック(Grace Slick)のあの独特の低い声を幾分や
わらかくした素敵な声です。曲はオーソドックスなフォークの作法にポップソングのエッセンスを混ぜた聴き
やすいメロディで占められています。どの曲も素晴らしくて昨年のダフィー (Duffy)のデビューアルバムよりも
こちらの方が僕としては好きですね。

そうだ、アルバムからもれた曲やライブなどで構成された9曲入りのボーナスCDの内容もすごく良くって
とくにポーグスの最強シングルで歌詞を知っていると涙なしでは聴けない「Fairy Tale Of New York (邦題・
ニューヨークの夢)」のライブカヴァーは本作最大の聴きどころかも。あの曲でシェインとボーカルを分け合って
いた女性歌手カースティ・マッコールの声質とも似ていて、この人はほんと器用に歌うなと関心しました。

素晴らしいレコードに出会えて感謝。

This_is_thelife01

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June 09, 2009

BOSE around-ear headphones

Bose01

自宅のオーディオ周りを新調しました。

まずはヘッドフォンです。
これまでオーディオテクニカのものを使っていたのですが、猫がコードを噛み切ってしまったのと、
それを補修してまで使いたくなるような高価なものではなかったため捨てることにしました。
そこで次の製品を探していたのですが、付け心地が最高!なる多数のレビューに押されてBOSEの製品
に決めました。

BOSE around-ear headphones
Bose_around_ear01

2万円というちょっと高価なヘッドフォンなのだけど、付け心地は前まで使っていたオーディオ
テクニカのものは問題にならないくらいに良く(価格も半値以下だから単純比較はできないけど…)、
長時間付けていても圧迫感や耳が痛くなるといったこともありません。あと密閉タイプとしてはコンパ
クトな上に当然のことながら圧倒的に軽いのも特徴です。
部屋での使用だけではなく外での利用も問題なくできると思います。

音質は全体的にパワーがある上に音の分離・解像度も高く、ジャズやロックンロールを含め広範囲の
ポップミュージックを聴くのには最適な製品だと思います。

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June 08, 2009

超がっかりミステリー

『第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞』の受賞作である松本寛大の『玻璃の家』を読了。
この賞は福山出身の推理作家・島田荘司氏が福山市と数社の大手出版社と共同で立ち上げた
本格推理小説限定の新人発掘プロジェクトです。

島田氏は「傑作の領域にある」と言っているわけですが、この人のこういった大仰な推薦文というのが信用
ならないことは大昔からの定説で、実際に読み終わって今それを確認いたしました(笑)
もちろん歌野晶午のときのような酷い代物というわけではなかったのですが。

アメリカの田舎町で発生した殺人事件。
犯人の顔をしっかりと目撃したコーディという少年がいるにもかかわらず捜査は行き詰まりをみせます。
その理由はコーディ少年が「相貌失認」という顔を認識できない脳障害をかかえているため。
手がかりはこの目撃者の少年のみ。この困難な仕事に
日本人の精神科医・トーマ・セラが挑むというお話です。

まずひとつに当然のことながらカタカナ名ばかりで非情に読みにくかったのと、解決に至る情報提示が十分
ではないような印象を持ちました。唐突にトーマ・セラが「あ、そうか」みたいな感じで回答を得るのですが、
最後まで読んだ僕からしてもあの場面のあの程度のことで回答に至るのは不自然だと思います。

それから導き出されたその回答にしても、まったく期待していたものとは違いました。
当然読者としては
「相貌失認」という症状の盲点を利用した犯人特定を期待すると思うんですよ。
僕もその方向で考えを進めていたのですが、実際には
「相貌失認」はそのとおりなのだけど、症状自体に
様々な条件付けを行っていって、「じゃあ、そういうことならこの方法で犯人がわかるよね」というなんとも
ズルイやり方だったわけです。これには本当にがっかりしました。

新人ということを差し引いて、あえて失敗作とまでは言いませんが残念でならない作品ではあります。
次回作はあるのでしょうか。あったとしても買うだろうか、うーん…。

House_of_glass01


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理想が崩れ去っていく

山本周五郎の『ながい坂』上・下を読了。

小藩の下級藩士に生まれた三浦主水正(もんどのしょう)が、若き主君から異例の抜擢をうけ、家中の名門
貴族たちからの妨害にも怯むことなく治水事業の責任者としてまい進していく姿をとおして、生きていくことの
厳しさを見つめなおした山本周五郎最後の長編時代小説です。

平侍の子として生まれたがために幼少時に体験した上士からの理不尽な嫌がらせ。
それに簡単に屈してしまう父親に憤りを感じつつ、ならばこんな世の中は自分の手で正してみせると決意
してから、その後数十年の歳月を描き出すこの小説を読んでみて思ったのは、汚れずに生きていこうとする
ことはなんと難しく、そして孤独な道なのだろうということでした。

いかに清貧を保って無私に生きよう、困窮にあえぐ領民のために善政を行おうとしてみたところで、物事は
ひととおりには進みません。自らのやり方に反対をする勢力、次第に出世していく将来有望な自分に取り入
ろうとする商人たち。
だからといって彼らのすべてが悪では決してなく、彼らには彼らの言い分・正義がある。
「汚れた手からその握っているモノを取り戻すには、こっちの手をきれいにしていては不可能だ」
藩校時代の師からそう告げられた主水正は自問自答を繰り返すわけです。

なんだか読んでいて平井和正の小説『幻魔大戦』を思い出しました。
昔アニメにもなったから覚えている人もいるのかもしれませんが、小説版の『幻魔大戦』はアニメにあった
ような華やかな超能力戦争は第1巻のみで、2巻からは主人公・東丈(あずまじょう)が来るべき幻魔の
本格的な来襲に備え、人々を目覚めさせるための活動を行っていく地味なお話にシフトします。

自らの超能力を見せて幻魔への恐怖心を煽っても人間は目覚めない、言葉でもって大衆と向き合うことに
決めた東丈は超能力を封印し、幻魔研究会という事実上の宗教団体を設立するのですが、既存の団体
のような金銭目的の汚れた活動ではなく、会費も必要最小限の額しか徴収せず清潔な活動を掲げます。
ただ、会員が膨れ上がるにつれ当初の活動費だけでは運営に支障を来すようになり、一部の会員は
人類を目覚めさせようとする東丈の考えとは裏腹に、東丈を神のように信奉するだけの無自覚な会員や
更に大胆な宣伝活動を行うべきとする狂信者まで現れるに及んで、清潔な活動という理想は音を立てて
崩れ去っていくというお話です。宗教というシステム自体が“狂信”ともいうべき思考を放棄してしまう部分
を内包しているというのが著者の考えのようです。
かなり長い小説なうえに、現在に至るも未完のまま放置されている作品ではありますがなかなか面白い
内容なので機会があれば是非読んでみてください。

かなり脱線してしまいましたが、どんなに一生懸命に頑張ってみても、理想のまま最後まで事が運ぶ
なんてことはないのだということです。当たり前と一蹴してしまう前に、逆にそういった方にこそ、どうしてこう
いうことが起きるのかということを紐解いていくこの小説から学ぶことはたくさんあると思います。
『ながい坂』上下巻で大長編ではありますが、大周五郎の作ですので面白く最後まで読むことができます。
たいへんおすすめです。

Nagai_saka01


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June 07, 2009

ぬるぬると出場権獲得

日本代表が来年のワールドカップ出場を決めました。

中村俊輔っていらないよねって思ったり、岡崎が得点してイラっとしたり、交代で入った矢野が毒にも薬にも
ならなかったり、長谷部は本当に凄い選手だと思ったり、やはり僕らの楢崎は神だったり、そういえば玉田は
結局のところ怪我をするためだけに代表に行ったよね、だとかいろんな感想を持った試合ではありました。

それにしてもW杯に出場するっていうのにまったく盛り上がらないこの感情はどうしたことかと考えてみると、

上位2チームが出場できちゃう、アジアのレベルからすれば多すぎる出場枠のせいだと思うんです。
こんなぬるい予選を勝ち抜いても気の利いたドラマなんて生まれようがないですもん。

「いや実際は違うんだ、見えない部分で選手やスタッフたちは苦しんで苦しんで勝ち取った結果なんだ!」
「ぬるくなんかない、そんな甘い予選じゃない!それが分からぬ輩はサッカーを語るべきではない!」
そんな意見だって当然あるはずですし、実際やっている当人たちからすればそうなのであろうとは思うのですが、
日本代表のファンでもなく、楢崎が出場するから観ているだけの僕からすると、この予選について特別何が
あったというわけでもなく、ふつうの試合の連続だったなあと…。

とにかく選手の皆様お疲れ様でした。

それから岡ちゃんに一言。
次回から玉田を選ばないでください。

クラブチームの試合に影響が出るので(簡単に言うと怪我して帰ってくるので)…。

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June 05, 2009

みんな待ってた!?

FINAL FANTASY XIV


E3でついに発表された、スクエニが放つ次世代MMORPG。
やはり予想通りFFシリーズとなるようです。
FFを冠していればそれだけでプレイしてしまう人だっているでしょうから、ナンバリング
タイトルにしたということは正しい選択なのでしょう。

田中Pや河豚の愛称で親しまれているディレクターの河本氏から現在までに発表されて
いる情報で気になるところといえば

●PlayOnlineではなく、別のシステムで運営される
 完成されたシステムをあえて使わず、課金方式も含めて新しい取り組みを目指す。
 スクエニのようにお金のあるところはどんどん新しいものへ移行していくべきだと思います。

 FFというドル箱のナンバリングタイトルということも予算規模を増やせる要因でしょうね。

●FFXIの5種族は全て登場する。ただ呼び名や素性は異なる。

 「アバターを引き継げるようにしたい」。
 既に一定の評価を得ている種族を登場させることでFFXIからの乗り換えをしやすくすると同時に、
 新作にありがちな外観から大きく評価を落とすことも避けられ、ある程度計算できるというなんとも
 スクエニらしい見事なまでに保守的な安全策。
 下手に冒険なんてしちゃって失敗したらお飯の食い上。そんな怖いことできません。

 これこそが商人根性。

●キャラクターの成長はレベル制ではない。
 もうレベルダウンまで要求される厳しいデスペナルティから開放されるということなのでしょうか。
 いずれにしても、それに類する過度にストレスなペナルティは止めて欲しいのが正直なところです。


●音楽は植松伸夫氏

 もうここだけは素直に評価できますね。
 悪くなりようがない部分。

●FFXIはFFXIVにとって,最大の友達。
 FFXIはともだち。こわくない


5年後のPC標準スペックをを想定して開発されているというXIV。
ということはPS3版になると、大勢が集まるかつてのジュノのような場所ではカクカクな
動作になるということでしょうか。PS3版『大航海時代Online』をプレイしてみて驚きましたよ。
PS3って性能的には大したことないのかもと思わせる、なかなかに衝撃的な経験でした。

とりあえずプレイすることは確定なのですが、かつてのような頑張って何かをすることは
最早無いであろうと思いますね。短時間でのプレイにも対応するということなので、
ちまちまとやれたらいいなあと思っています。
でもかつてのLS仲間には久方ぶりに連絡を取ってみようかと思っています。
みんな元気かのう。

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June 03, 2009

ギタァー!石く~ん!

Zepp_nagoya090602

本日(あ、もう昨日か)、Zepp Nagoyaにてエレファントカシマシの名古屋公演を見てきました。
エレカシのライブを生で見るのはこれがはじめてということで、数日前から楽しみにしておりました。

1曲目は「新しい季節へキミと」で華々しく幕を開けるのだけれど、この曲はここまで名曲だっただろう
かと後々考えてしまうくらいに素晴らしく、バンドの勢いや何より直接響く宮本の声の圧倒的なパワーと
説得力に心底驚きました。やはりこの人は天才なのだと思いました。

アンコールで歌われた「ガストロンジャー」という曲にも驚きました。
「胸を張って生きようぜ!」「化けの皮はがしに行こうぜ!」と観衆が拳を振り上げる問答無用で痛快な
アンセムと化していたからです。
そもそもこの曲が発表されたときというのが、故人となっている小渕恵三元首相が選任されたときと重
なっていて、時の政治を真っ向から批判したメッセージソングだったわけです。
JAPANの山崎洋一郎も言っていたのだけれど、僕はこの曲がこんなにも長く歌い続けられる、愛される曲
になるとはまったく想像していませんでした。

興味深い話があるのだけれど、ロッキングオンの渋谷陽一氏がDJを務める『ワールドロックナウ』という
NHKのラジオ番組の中で、発売直後のガストロンジャーの話題となったのだけれど、解説のあとでかかったの
が何故かその「ガストロンジャー」ではなくBサイドの「Soul Rescue」だったという(笑)。ようは明らかに当時の
政権批判ソングを当時のNHKでは流すことができなかったということです。
そんな曲が人々に力を与える壮大な曲になっていたことがなんだか嬉しくなってしまいました。

エレカシに関してはこれから先一枚もレコードを作らなくても、
かつてのグレイトフル・デッド(The Grateful Dead)
のよう
ツアーを続けていくだけで十分な収益を上げていけるのではないか。こんな思いすら抱かせる本物の
音楽を聴くことができました。
できれば彼らのライブをもっとたくさんの人に見てもらえればと思います。

この日のセットリストは以下のとおりです。
(多分大丈夫だと思いますが、もしかしたら抜けがあるかも)

09/06/02 Zepp Nagoya Set list

 1.新しい季節へキミと
 2今はここが真ん中さ!
 3.悲しみの果て
 4.こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい
 5.おかみさん
 6.BLUE DAYS
 7.まぬけなジョニー
 8.さよならパーティー
 9.絆
10.ネヴァーエンディングストーリー
11.桜の花、舞い上がる道を
12.あの風のように
13.ハナウタ ~遠い昔からの物語~
14.ジョニーの彷徨
15.暑中見舞 -憂鬱な午後-
16.リッスントゥザミュージック
17.to you
18.笑顔の未来へ
19.Sky is blue

encore

20.今宵の月のように
21.風に吹かれて
22.FLYER
23.ガストロンジャー
24.俺たちの明日

失礼して愚痴を少しだけ。
立って見るのは疲れます(苦笑) 学生時代はスタンディング大好きだったのだけれど、この歳になると苦痛
でしかありません。宮本先生、座ってのんびり見たいです…。
それから、宮本と一緒に大声で歌ってる人が近くにいたものだから気になって仕方がありありませんでした。
彼の歌を聴きにきているわけではなかったので、早く黙ってくれないかなと念じてました。
それが通じたのか大声歌っていたのは冒頭の数曲だけで、あとは疲れたのか酒が抜けたのか分かりません
が静かになったので良かったのですが(笑)


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